徳造丸本店完全ガイド|金目鯛と通販の楽しみ方
徳造丸を味わう、運営者のサノです。伊豆・稲取の街を歩いていると、ふと鼻をかすめる甘辛い煮付けの香りに「来たな…」って思う瞬間があります。ここ、気になりますよね。その香りの先にあるのが、今回じっくり語る「網元料理 徳造丸 本店」です。
徳造丸本店は、徳造丸というブランドの原点であり、同時に「伊豆で金目鯛を食べるとはどういうことか」を一番わかりやすく体験できる場所でもあります。観光向けに整えられたお店というより、港と生活と食が地続きで存在している食事処。だからこそ、刺さる人にはとことん刺さるんですよ。
このブログ「徳造丸を味わう」では、私自身が実際に食べて、持ち帰って、家で再現して、「あ、これ続けたいな」と思った体験だけを軸に書いています。机上の空論とか、まとめサイト的な情報じゃなく、リアルに使えるかどうかが判断基準です。
この記事では、徳造丸本店について次のポイントを徹底的に掘り下げます。
- 場所・アクセス・営業時間などの基本情報
- 金目鯛メニューを価格帯で整理した松竹梅構成の考え方
- 混雑・待ち時間のリアルと、失敗しない時間帯
- 秘伝の煮汁・お土産・通販で味を続ける方法
- 本店を軸にした観光動線の作り方
「どれを選べばいいかわからない」「並ぶ価値ある?」「結局どの時間に行くのが正解?」そんな疑問を、この記事一本で潰しきるつもりで書いてます。長いです。でも、その分あなたの判断はめちゃくちゃラクになりますよ。
なお、稲取エリア全体のメニューを俯瞰して比較したい場合は、こちらも参考になります。
徳造丸稲取メニュー徹底ガイド
徳造丸本店の基本情報とアクセス
徳造丸本店の場所と雰囲気

当サイトイメージ画像
徳造丸本店は、伊豆稲取の漁港を真正面に据えた場所にあります。正直に言うと、「おしゃれ」とか「映え」という言葉で語る店じゃありません。でも、そこがいい。
港に停泊する漁船、作業をする人たちの気配、潮と魚の匂い。そういう環境の中で出てくる金目鯛だからこそ、「ああ、これは観光用じゃないな」と身体でわかります。生産地と食卓が物理的に近いというのは、料理の説得力を一段引き上げる要素なんですよ。
基本情報を整理すると、こんな感じです。
| 店名 | 網元料理 徳造丸 本店 |
|---|---|
| 住所 | 〒413-0411 静岡県賀茂郡東伊豆町稲取798 |
| 電話番号 | 0557-95-1688 |
| 最寄り駅 | 伊豆急行線 伊豆稲取駅 徒歩約10分 |
| ジャンル | 和食・磯料理・海鮮丼・金目鯛料理 |
店内はテーブル席が中心で、いかにも「港町の食堂」らしい活気があります。ただし雑然とはしておらず、観光客が多いことを前提に、清潔感と導線はしっかり確保されています。
個人的に評価が高いのは、三世代でもギリギリ全員が納得できる設計なところ。若い人はボリュームと写真、年配の方は煮付けの味と落ち着き、子どもは丼もの。ちゃんと居場所が用意されています。
電車と車でのアクセス・駐車場情報
徳造丸本店が強い理由のひとつが、「どうやって来ても詰まない」こと。ここ、実はかなり重要です。
電車でのアクセス
伊豆急行線「伊豆稲取駅」から徒歩約10分。観光地あるあるの「徒歩10分(実質20分)」ではなく、ちゃんと10分です。
駅を出たら海側へ下り、漁港沿いを歩きます。アップダウンはあるものの、景色がずっと開けているので体感時間は短め。食前の散歩としてちょうどいい距離感です。
車でのアクセスと駐車場
車の場合は国道135号線から稲取漁港方面へ。ナビで「徳造丸 本店」と入れればまず迷いません。専用の無料駐車場があり、約30〜40台分のスペースがあります。
- 無料で利用できる
- 県外ナンバー・観光バスも多い
- 漁港散策とセットで使える立地
ピーク時は満車になることもありますが、食事が終わる人も多いので回転は早め。個人的には「車を停めて、散歩しながら待つ」くらいのスタンスが一番ストレスが少ないと思います。
営業時間と定休日をわかりやすく整理
ここ、初見殺しポイントなのでしっかり見ておきましょう。徳造丸本店は曜日によって営業形態が変わります。
| 曜日 | 昼 | 夜 | L.O.目安 |
|---|---|---|---|
| 月・火・水・金 | 9:30〜16:45(通し) | なし | 料理16:00頃 |
| 土・日・祝 | 9:30〜15:45 | 17:00〜20:15 | 昼15:00/夜19:30 |
| 木 | 定休日(祝日の場合は営業することあり) | ||
旅行者にとって重要なのは、
- 木曜定休は盲点になりやすい
- 平日は通し営業なので遅いランチが可能
- 土日祝は昼と夜で一旦閉まる
特に平日の通し営業は神です。観光ってどうしても予定ズレますよね。「14時過ぎちゃった…」でも、徳造丸本店なら普通に座れます。この柔軟性は旅の満足度を確実に上げます。
徳造丸本店の混雑と待ち時間の傾向

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ぶっちゃけます。徳造丸本店、混みます。かなり。
伊豆エリアで「金目鯛=徳造丸」という認知がかなり広がっていて、特に休日の昼どきは行列前提です。観光シーズンだと30〜60分待ちも普通にあります。
金目鯛が高級魚として扱われる理由については、水産庁が公開している漁獲量や資源管理の資料を見るとよくわかります。天然物は安定供給が難しく、地域ごとの価値が強く出やすい魚です。
(出典:水産庁 水産白書「沿岸漁業と資源管理」)
混雑しやすい条件はこちら。
- GW・夏休み・三連休の正午前後
- 土日祝の11:00〜13:30
- 雛のつるし飾りまつり期間
じゃあどうするか。答えはシンプルです。
- 開店直後(9:30〜10:30)に行く
- 平日14時前後を狙う
- 「並ぶ前提」で散策とセットにする
行列を敵にするか、イベントにするかで体験は真逆になります。私は完全に後者派です。
予約可否と失敗しない訪問タイミング
徳造丸本店は、時期によって「席のみ予約」が可能です。ただし常時ではないので、確実なのは電話確認。
おすすめの使い分けはこちら。
- 三世代・家族旅行 → 事前に電話
- 一人・カップル → 開店直後狙い
- 混雑回避最優先 → 平日14時前後 or 夜営業
また、「本店がダメなら他店舗」という逃げ道を知っておくと精神的に楽です。そのあたりは徳造丸 店舗一覧と選び方で整理しています。
徳造丸本店の金目鯛メニューと通販の楽しみ方
徳造丸本店と金目鯛煮付けの魅力
ここからが本番です。徳造丸本店の核、それは金目鯛の煮付け。
姿煮で出てくる金目鯛は、見た目のインパクトもさることながら、煮汁の完成度が異常です。甘さ・濃さ・コクのバランスが良く、脂の乗った金目にも負けない。
切り身定食でも満足度は高く、ご飯・味噌汁・小鉢の構成も実によく考えられています。「旅行中って野菜不足になりがち」問題もここで一旦リセットできます。
伊豆で金目鯛を食べるなら、まずここで基準値を知っておくと、他の店との比較も楽しくなりますよ。
価格帯別メニューの松竹梅構成
徳造丸本店のメニューで「何を頼めばいいかわからない問題」、ここで完全に解消します。結論から言うと、徳造丸のメニューは松・竹・梅で考えると一気に見通しが良くなるんですよ。
観光地の海鮮店って、全部それっぽく見えて結局どれが正解かわからなくなること、多いですよね。ここ、めちゃくちゃ共感します。でも徳造丸本店は、価格帯ごとに役割がはっきりしているのが強い。
| 価格帯 | 位置づけ | 向いている人 | 代表メニュー例 |
|---|---|---|---|
| 梅(〜2,900円前後) | エントリー | 初訪問・軽めに楽しみたい | 金目鯛ひつまぶし重、金目鯛紅白二色丼 |
| 竹(2,900〜3,500円前後) | 王道 | 満足度を重視したい人全員 | 金目鯛煮魚大漁膳、金目鯛味くらべ膳 |
| 松(4,000〜6,500円前後) | ご褒美 | 記念日・一生に一度枠 | 伊勢海老刺身膳、あわびと金目鯛のお祭り膳 |
個人的なおすすめルールはシンプルで、
- 初徳造丸本店 → 竹
- 写真・話題性重視 → 梅
- 二度と来れないかも → 松
です。竹クラスは「徳造丸らしさ」を一番バランスよく体験できるゾーン。松は確かに高いですが、「伊豆で最高だった料理」の思い出枠としては全然アリです。
逆に、「よくわからないまま一番高いのを頼む」のだけはおすすめしません。目的を決めて選ぶ。それだけで満足度が段違いになります。
ファミリーに嬉しいキッズ対応と肉メニュー
徳造丸本店、実はファミリー耐性がかなり高いです。ここ、地味だけど超重要。
海鮮メインのお店って、「子どもが食べられるものあるかな…」って不安になりますよね。わかります。でも徳造丸本店は、その不安をちゃんと潰しに来ます。
- お子様どんぶり:小学生以下限定。量は控えめだけど、ネタはちゃんと本気。
- 肉系どんぶり:秘伝味噌ダレの焼き豚丼など、魚が苦手な人の避難先。
- 取り分け前提の御膳:金目鯛の煮付けを家族でシェアできる。
三世代旅行でよく起きるのが、「誰か一人が我慢してる空気」。徳造丸本店はそれが起きにくい。これは本当に評価高いです。
個人的にいいなと思うのが、「魚が好きな人を満足させた上で、魚NGの人にも逃げ道がある」構成。全員が80点以上出せる店って、実はかなり貴重です。
秘伝の煮汁とお土産・テイクアウトの楽しみ方
食事が終わったら、まだ帰っちゃダメです。ここからが第二ラウンド。
徳造丸本店の売店コーナー、正直テンション上がります。その中心にあるのが、あの秘伝の煮汁。
これはもう、ただの調味料じゃありません。徳造丸という体験を自宅に持ち帰る装置です。
しょうゆベースで甘辛、でもベタっとしすぎない。金目鯛はもちろん、
- スーパーのカレイやメバル
- ブリ大根
- 肉じゃが・筑前煮
全部「徳造丸っぽい味」に寄せてくれます。料理が得意じゃなくても、煮汁+水+材料でだいたい成立するのが神。
私のおすすめは、「旅のたびに一本買う」じゃなく、家に常備する前提で考えること。冷蔵庫にこれがあるだけで、「今日はちゃんとしたもの食べた感」が手に入ります。
通販で徳造丸本店の味を自宅再現するコツ

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「また行きたいけど、伊豆は遠い…」これ、全員思います。だからこその通販。
徳造丸は公式通販がかなり充実していて、
- 金目鯛の冷凍煮付け
- 煮付け詰め合わせセット
- 干物・漁師煮
- 秘伝の煮汁まとめ買い
まで一通り揃います。ギフト対応もちゃんとしているので、贈り物にも使いやすい。
通販で失敗しないコツは3つ。
- 現地で好きだった味をメモしておく
- 最初はお試しセット
- 冷凍庫のスペースを先に確保
特に最後。金目鯛セットが届いて「冷凍庫入らない問題」、地味にあるあるです。事前準備、大事。
「現地で食べる → 気に入る → 通販で補充」という流れができると、徳造丸は単なる旅行先じゃなくなります。生活の一部になります。
徳造丸本店を旅の中心に据えるまとめ
最後に、徳造丸本店を一言でまとめます。
金目鯛という存在を、ちゃんと理解させに来る店。
- 漁港直結のロケーション
- 松竹梅で迷わせないメニュー構成
- ファミリーでも破綻しない対応力
- 秘伝の煮汁と通販で体験が続く設計
この全部が揃っているから、「伊豆で一軒だけ選ぶなら?」と聞かれたら、私は迷わず徳造丸本店を挙げます。
徳造丸を味わう運営者のサノとしては、ここをゴールではなくスタート地点にしてほしい。現地で食べて、家に持ち帰って、また食べたくなって、次は誰かを連れて行く。その循環ができたら、もう立派な徳造丸沼です。
次の伊豆旅、ぜひ徳造丸本店を軸に組み立ててみてください。後悔はしないと思いますよ。


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